パテント・トロール
今日のクローズアップ現代は衝撃的な内容だった。いや、今日も、かな...ま、どっちでもよいが。
テーマは「パテント・トロール」、特許の怪物というやつだ。特許をネタに大儲けしているらしい。
その手法は、とりあえず合法的でもある。
彼らは、未来予測を行い将来有望と思われる技術に関係する特許を先に買い集める。そしてその特許をもとに、類似技術を使っているメーカーを特許侵害で訴えるのだ。
特許を投資商品として扱っているわけだ。
マネーだ、金融だ、ビジネスだ、などという言葉が踊り始めてからおかしくなった。
法律違反さえしなければ何をやってもいいのか?
法律なんてものは、守るべき最低ルールを決めたものだ。人間の作るものだから落ちだってあるだろう。
違反しないということと、やってよいこととは決して同じものではない。
法律やしくみの網をかいくぐって、あるいはその裏をかいて、金儲けをする。人間の頭脳はそういうことに使うためにあるものなのか?断じて違う。
汗をかいて働いたものが、働いた質と量に応じて収入を得る。それでいいし、それでなければいけない。
今回のパテント・トロールはアメリカの企業だった。アメリカという国は前から嫌いだったが、これでますます嫌いになってしまった。ろくなことをしない国だと思う。と、すべてをひとくくりにしてはいけないことはわかっているが、それにしてもそのろくでもないことが世界中に影響を与えている点で、やはりアメリカは好きになれない。
なんていうのかなあ、要するに品のない国、どうしてもそんな感情を持ってしまう。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 子どもには聞かせられない(2017.09.29)
- 「こんな人たち、私たち」の抱える問題(2017.07.05)
- だましても、だまされても、あたりまえなのがこわい(2016.07.11)
- 目の前にある緊急事態にも対処できないのに(2016.07.04)
- 緊急事態条項と「新しい判断」(2016.07.03)
コメント