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2009年11月14日 (土)

男が男をほろぼす

午前中はかなりの雨だった。
本当なら霧ヶ峰で雑木処理作業の予定だったが、天気予報で雨だ雨だと言っていたので早々と前日中に延期が決まっていた。

昼からはすっかり雨もあがり青空に。
諏訪のいきいき元気館に出かけた。
『世界がもし100人の村だったら』の池田香代子さんの講演を聴くためだった。

諏訪市の男女共同参画推進課が主催。どのような周知もしくは動員を行ったのかわからないが、参加者はかなり年齢層が高かった。30代~50代くらいの人たちがもっと参加すればよいのにと思った。

講演の内容は期待通りというか、聴いてよかったと思うものだった。
やはり、実際に自分で動いている人の話は面白いし説得力がある。

話の中で気になる話がひとつあった。
それは中高年の男性の自殺が多いという話。日本の男性の平均寿命、これは世界の中ではトップクラスだと思うが、女性よりはかなり短い。女性はたしか世界一の長寿国だったと思う。
自殺の多さが男性の平均寿命を下げる要因のひとつになっているとのことだった。

平均寿命を下げさせるほどに多い自殺。

男が男目線で、自分たちの利益最優先で、自分たちに都合がよいように作ってきた社会。
正確にいえば、すべての男ではないだろう。権益を握った一部の男たちということなのだろう。
しかし、その他の男たちにしても、その一部の男たちの言うこと、決めることに従順に従ってきたのは事実だ。

その結果として、結局は暮らしにくい社会、満足感や幸福感の得られない社会を作ってしまったということだろう。

もちろん、そんな社会は変えていかなければならない。
ちょうど今、政権とともに社会を変えることができる時に来たと思う。

社会を変えるにはまず自分から。
男たちよ、家事をやろうよ。ぼくはそう思う。
家事をやれば見えてくるものがある、わかるものがある。
中でも料理をおすすめしたい。
最後の片付けまでちゃんとやること。
そして自分が作った料理が、本当に自分や家族の健康に役立つものになっているのか考え確かめてみる。
それをやれば、驚くべき世界が見えてくるはずだ。
自分たちが信じて暮らしてきた社会というものが、とんでもないものを作り出してきていることが見えてくる。

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