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2009年11月28日 (土)

科学者の発言

仕分け作業で科学技術分野の予算が大幅に減額となることに対し、科学者たちが声をあげた。
ノーベル賞受賞者たちがずらっと並び、なかなか豪華なラインアップだ。

そもそも今回の仕分け、議論を公開していることを高く評価する声が多い。ぼくもこれはよいことだと思っている。
仕分けの結果に対しては賛否両論あるだろうし、いざ仕分けのとおりに実施してみたら失敗だったということもあるだろうと思う。ぼくは議論の過程を公開し、どんな結論であれどういった考え方、論拠に基づいてその結論にいたったのかを明確にすることが大切だと思う。失敗しても、それが明らかになっていれば修正可能なはずだ。

さて、科学技術分野の予算。ぼくは削るべきではないと思っている。科学技術分野だけでなく、教育だとか文化的なことだとか、そういうことはもっと国として力を入れるべきだと思う。ただ、教育については国は金は出しても、口は出し過ぎてはいけない。

前置きが長くなってしまった。ぼくの言いたかったことは、科学者の発言の内容だとか、仕分けの是非、仕分けの結論の是非ではない。
科学者たちが立ち上がり、発言したことは良かった、そのことだ。
今まで科学者たちは発言しなさ過ぎていると思う。
平和だとか気候変動だとか、もっともっと発言すべきだ。

そして、科学者に限らずもっともっと政治に対して声をあげる必要がある。
その点で、今回の仕分けはこれからの日本が変わっていくきっかけとなるものを持っているだろう。

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