京都紅葉めぐり 天龍寺の巻
12月3日、宝厳院に続き天龍寺を参拝しました。
紅葉は少し盛りを過ぎた感じでした。また雨のせいか、ややかすんだような感じで紅葉見物としてはちょっと残念な状況でした。そんなわけで写真としては昨年のものを載せることにします。2008年12月2日の紅葉です。
モミジを逆光で撮影したら、ちょっと面白い効果が出ました。
天龍寺からは竹林が続きますが、ぼくはこの竹林が好きです。観光地ゆえなかなか人通りが絶えることはないのですが、たまに誰もいなくなる瞬間があります。昼でも薄暗い竹林にひとりだけ、ちょっとこわいような心細いような気もしますが、無数の竹と自分とのつながりを感じたりもして、好きな場所です。
竹林から渡月橋のほうへと向かうと野宮神社があります。これまたノーマークだったのですが「じゅうたん苔 公開中」の看板につられて入ってみました。これがじゅうたん苔です。
嵐山といえば渡月橋、こんな感じでした。やはり遠景を楽しむためには雨は不利ですね。
というわけで、昨年撮影したものもあわせて。
やはりかなり印象が違います。
2002年にも天龍寺に行っています。この時は11月17日、こんな写真があります。
一概に比較はむずかしいでしょうが、気になることがふたつあります。
ひとつは紅葉の時期がだんだん遅くなっているのではないかということ。
もうひとつは、紅葉の鮮やかさが失われ、色あせたような紅葉になってきているのではないかということ。
これは最近そのような指摘をよく見聞きしますし、ぼくもそのように実感しています。
その理由は気候変動。気温上昇で紅葉時期が遅くなり、きれいな紅葉に必要な温度差、あるいは最低気温が得られなくなってきているから、というような理由のようです。
これは紅葉だけでなく、いろいろな植物や農作物にも影響が出ているはず。ただ、紅葉を眺めて「きれい!」などと言っている場合ではないのです。
さて、次は嵐電に乗って北野天満宮です。
まだまだ続く....
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