村上開新堂
京都の寺町二条にその店はある。村上開新堂。
ロシアケーキとクッキーで知られた店、らしい。
寺町通りを歩くたびに気にはなっていたのだが、この3月末に京都を訪れたときに店に入ってみた。事前の情報収集で、その場ではロシアケーキは買うことができるものの、クッキーは予約になると知っていたので、ひとまずロシアケーキを求め、クッキーの詰め合わせを予約した。
しかしまあ、店員さんの愛想のないこと。思わず「あれ?松本にいるんだっけ?」と思ってしまった。それほどまでに、松本の店の接客態度には大いに問題があるわけだが...
予約して待つこと一カ月半、待望のクッキーが届いた。
こんな包みだ。期待に胸は高鳴る。
古代を連想させるその包みをほどくと、お次はこんな感じだ。
中包みをほどくと現れるのは何の変哲もない銀色に輝く金属缶。
何の装飾もない、というか何もしないのが装飾なのだろうか。
ふたを取ると、そこにはぎっしり詰まったクッキー、クッキー
素晴らしい。この詰め方。これでもかというくらいにすきまなく、びっしりとクッキーが詰まっている。
詰まっていたのは、こんなクッキーだ。
食べてみて、脱帽でした。今までに食べたことのない、経験したことのないクッキーの世界が広がる。
「気をつけないと一気に全部を食べてしまいそうだ」
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