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2010年6月16日 (水)

もっとエコ生活「メタンハイドレート」

「メタンハイドレート」

見た目は氷。火をつけると炎を上げ「燃える氷」とも呼ばれる。組成はメタンと水で、永久凍土の地下や深い海底つまり低温高圧な環境に氷のような物質として存在する。新たなエネルギー資源として注目され、日本領海の深海に豊富に存在するとされている。

日本政府はメタンハイドレートの商業化を目指す方針だ。現状では深海からの採取には技術的課題が多い。また採取による地層の崩壊や、それに伴う強力な温室効果ガスであるメタンの大気中への大規模拡散による温暖化の加速など懸念事項もある。

メタンハイドレートもまた限りある資源だ。私たちは温暖化を防ぎつつエネルギー資源の枯渇にも対処する道すじをまだ示せずにいる。その状態で、商業化ができそうだからと言って安易に利用してよいのだろうか?この資源は未来世代のために残すべきもの、そんな考え方も求められそうだ。

(市民タイムス もっとエコ生活より、2009年5月6日掲載)

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