学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史
今、読んでいる本だ。
すごく面白い。
やはりアメリカとはそういう国だったのかと思わせてもくれる。
もともと先住民族であるインディアンが暮らしていたアメリカ大陸にコロンブスが乗り込むところからこの本は始まる。
上下巻になっていて、ちょうど上巻を読み終えるところだ。
こうしてアメリカの成り立ちを学ぶと、現代のアメリカの言動と、コロンブスが侵略したときの状況と相通じる部分があるなあと思う。さらにはコロンブスはヨーロッパ人だから、もっとたどればヨーロッパという地域には、どういう発想をしてどんな行動をとる人たちがいたのかということにも思いは及ぶ。
少なくとも欧米を無条件に先進的だと思ったり、手本にすべきと思う必要はないだろう。もっと言えば、彼らは自分の都合しか考えていない面も多いと言える。
むろんこの本に書かれていることを鵜呑みにすることは危険であるし、そもそも欧米と十把ひと絡げに断定してしまってもいけない。でも、書かれていることは著者の主観ではなく、かなりの部分は歴史的事実であると思える。この本に書かれている内容もいったんは受け止めたうえで欧米と接することは大切なことだと思う。
ぼく自身は欧米の考え方に違和感を感じることが多く、特に彼らが何かを要求したり主張するとき、理不尽なものが多いと思ってきた。この本を読むと、彼らの言動が昔も今も変わっていない発想から生まれるものなのだと思え、自分としてはかなりすっきりとした部分が多い。
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