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2010年7月19日 (月)

もっとエコ生活「42%」

「42%」

2007年の京都市での調査によれば、家庭の台所ゴミの内訳で食べ残しが42%だった。調理くずは44%。この調査は石川県立大学の高月教授が担当し昭和56年より5年に1回実施してきた。調査を始めた頃、食べ残しは3割弱。徐々に増え今は4割を超える。さらに問題は手つかずのまま捨てられる食品だ。2007年の調査では台所ゴミの28%は手つかず食品だった。

日本の食料自給率は40%。海外から多くの燃料を使って輸入した食品も、食べ残され手つかずのまま捨てられる。食べつくせば輸入も減らせる。

農薬や化学肥料の製造時にも多量の温室効果ガスが出る。食べ物を無駄にすることはより温暖化を進めることになる。公平に分け合えば誰もが飢えずにすむ量の食料、地球にはそれを作り出す能力があるが貪欲は満たしてくれない。食べ物に感謝し大切に食べることには深く大きい意味がある。

(市民タイムス もっとエコ生活より、2009年6月3日掲載)

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