<生物多様性>入門
岩波ブックレットの「<生物多様性>入門」
鷲谷いづみさんの著した本だ。
最近買って、一気に読んでしまった。60ページの本だから、そう偉そうに言う必要もないのだが。
入門書という触れ込みだが、たしかにその通り、よく書けていると思った。
特に、このページ数がよい。値段も税込みで630円。手に取った人が「買ってみようか」と思うのではないか。
書名の通り、生物多様性そのものの解説に重点が置かれているように感じた。これを読めば、生物多様性とは「そうか、そういうことだったのか」と思うだろう。
本の終わりのほうに、現状をとらえて集団的まひ症状との指摘がある。気候変動にしても、生物多様性にしても、かなり深刻な状況になってきている、あるいは深刻な状況になることが見えてきたのに、その現実を見ようとせず、現実を認めようとせず、誰かが何かやってくれると思い、自分は居心地のよいところに居続けようとする。その現状への警鐘だろうと思った。
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