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2010年10月 1日 (金)

粛々と

最近、ニュースなどを聞いていてとても耳障りな言葉がある。
「粛々と」だ。
政治家はこの言葉がことのほかお好きなご様子。何かにつけ「粛々とやらせていただきます」と言う。

粛々。
広辞苑によれば、①つつしむさま、②静かにひっそりしたさま、③ひきしまったさま、④おごそかなさま、となっている。
いったい政治家はどの意味で使っているのだろうか?
どうも、どれも当てはまらないような気がする。
それにこの言葉、前から使っていたのだろうか?
どうも最近になってやたらと使うようになった気がする。

元々は悪い意味のある言葉ではないのだろう。
しかし、政治家がこれを口にすると、ぼくの感覚としては悪い印象を抱いてしまう。
文句など言わせない、批評などは聞く耳持たない、自分たちの決めたこと以外は認めない、なんかそんな感じを受けてしまうのだ。

常套句になりつつある「粛々と」。
どうも使い方が違うのではないか、そんな気がしてならない。

「粛々と、憲法9条を変えてまいります」
そんなことにならないよう、厳しく見ていないと。

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