もっとエコ生活「カーボンフットプリント」
「カーボンフットプリント」
直訳すれば「炭素の足跡」。商品やサービスには一生がある。原材料の入手から始まり、製造、流通、販売、使用、廃棄やリサイクル、その各段階でエネルギーを必要とする。その一生でエネルギー消費に伴い発生する二酸化炭素の量を足跡になぞらえカーボンフットプリントと呼ぶ。この秋からそれを表示する制度が始まった。
大切なことは2つ。二酸化炭素が、いつ、どこで、どれだけ発生するのか把握すること。把握した結果を見せることだ。商品やサービスの提供者はその情報をもとに二酸化炭素を減らすことができ、生活者は二酸化炭素発生のより少ないものを選択できる。
炭素の足跡が増えればそれだけ温暖化が進行する。踏み場もないほどに足跡を増やしてしまってはいけない。私たちの暮らしもどこでどれだけ足跡をつけているか考えてみよう。できる限り小さくて少ない足跡にしたい。
(市民タイムス もっとエコ生活より、2009年10月28日掲載)
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