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2011年4月 3日 (日)

今回の震災、一般的なとらえ方

今回の震災と言った場合、どんなふうに考えるのだろうか。
地震と津波まで?それとも原発事故まで含める?

言葉の定義みたいなことはともかく、人々の認識や意識について考えさせられることがあった。

先週の木曜夜のことだった。ぼくの住む地区、塩尻市内でも大きな地区の代議員会があった。ぼくは代議員なので出席した。
開会しても、お決まりの来賓あいさつが続きなかなか議事に入らない。30分近く、あいさつが続いた。
来賓は市会議員。3人の議員が来ていた。

3人ともあいさつしたわけで、冒頭はこれまたおきまりの「被災にあわれた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます」から始まり、「防災に力をいれたい」と続いた。3人ともだ。

おや?と思った。原発事故に触れた議員はひとりもいない。
そんな状態だから、当然のことながらエネルギー問題にも触れない。

もちろん防災は大切なことであり、ぼくの住む松本地方も、生まれ故郷の諏訪地方も、どちらも地震の点では危険性が高い地域なので、よそで大きな被害が出れば、じゃあ自分たちのところは?と思うのは当然であり、しっかり防災をやる必要がある。

しかし、だからと言って原発やエネルギー問題に触れなくてよいのだろうか。
このあたりの有権者にとって、そういったことは関心がないこととなっているのだろうか。
きっとそうなのだろう、関心が薄いのだろう。

つまり、ぼくらの仲間は原発やエネルギーのことで頭がいっぱいになっているけど、もう少し冷静に考えると、実はそれほどには一般的には関心がないのだろうということ。そのことは事実として念頭におく必要があるということなのだ。


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