意外なの?妥当なの?統一地方選前半終了
昨日は統一地方選前半の投票日だった。
ぼくにとっては意外な結果となった。まず、投票率がかなり低かったこと。そして原発容認派が当選したことだ。
「意外」と書いたが、これはぼくの予想あるいは希望にとって「意外」だったということで、現実には意外なことでも何でもなかったのかもしれないが。
まずは投票率の低さにはびっくりだった。長野県は投票率が54.19%、過去最低だった。塩尻市はさらに低い52%。
なぜ低かったのだろう?
自粛ムードがただようなかでの選挙戦、いつものような連呼も聞こえず、盛り上がりに欠けたとでも言うのだろうか。名前だけ、「よろしくお願いします」だけを連呼する、あの馬鹿げた選挙活動、ぼくたちを馬鹿にしているとしか思えない選挙活動よりも、ずっと今回のほうがよかった。
もしあの連呼騒ぎがないがために、投票率が低かったのだとすると、選ぶ側にも大きな問題があるだろう。
それとも、すでにあきらめムードがあったのだろうか。もう政治には頼れないというような。
そして原発容認派の当選は、ほんとうに意外だった。だが、これが現実なのだということも、最近、いろいろな場面で感じ始めていた。
これからの日本の行く末に不安を感じる昨日の結果だった。
自分が正しいなどと言うつもりはない。
あれだけのことが起きながら、たいした議論もないままに、今までの体制が維持されようとしている、そういった社会のありように大きな不安を感じるのだ。
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