原発こそ高コストだ
先週土曜の『自然エネルギー学校・京都 2011』での大島堅一さんの話は、「コストからみるエネルギー政策」というもので、原子力と再生可能エネルギーとを、現実のコスト算出から比較したものだった。
大島さんの話の概要はこれを見てもらえばわかるだろう。
再生可能エネルギーを導入すると電気料金が高くなるだとか、産業が国外に逃げていくだとか、いろいろな脅しがある。いかにも再生可能エネルギーは使い物にならず、コストばかりかかるもののような言い方をしてくれているわけだが、よくよく考えてみよう。こんな状態を生んだそもそもの原因は原発にあるのだ。原発のせいで、本来は必要なかった莫大なコストも生じている。
さらには原発については、本当の最終的な処分の道筋や方法が全くわかっていない。
これをコスト計算に組み入れたら、一段と高コストだということが明らかになってくるに違いない。
そもそもぼくは、コストが安いからやる、高いからやらないといった発想はしたくない。
だが、この発想をしないと世の中は動いていかないようだ。
原発安い、自然エネ高いといった誤った呪縛から多くの人を解き放つこと、これはぼくのやるべきことのひとつだと思っている。
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