「そうか、なるほど」、よい気づきがあった。
今日は自然エネルギー学校2011・京都の3回目。
今回の講師のお一人は、おひさま進歩エネルギーの原さんだ。
『市民の意志あるお金で取り組む自然エネルギーの普及促進 ~今こそエネルギーシフトを~』
と題して、原さんが今までやってきた取組みを熱く語ってくださった。
原さんは実践の人であり、市民出資の自然エネルギー普及の第一人者だ。
今までの経験、苦労をふまえてのお話は、大変重みのあるものだった。
原さんとは自然エネルギー信州ネットの立ち上げからご一緒させていただいているが、初めて聞く内容も多く、とても感慨深いお話だった。
その中で、原さんたちの設置事例のひとつとして明星保育園の話があった。
この保育園の屋根に太陽光パネルを設置し、発電するわけだが、その発電量を示す「発電表示器」も設置した。
発電量に応じて、おひさま進歩エネルギーのマスコットキャラクターが一つずつ点灯するものだ。
フルに発電すれば5つ点灯。あとは発電量に応じた数(0~5)を点灯させる。
この設置に際して、原さんたちは考えた。これを自動的にやる、つまり発電量に応じた数の点灯を自動的に行う装置を作ることはできる。しかしお金もかかる。そんなにお金はない。そんなことにお金を使いたくない。でも、表示器は必要だ。
どうする?
じゃあ、自動じゃなくて手動式にしよう、としたのだ。
発電量はメーターで確認できる。
原さんたちは、5つのマスコットキャラクターのそれぞれに点灯スイッチをつけた。
保育士さんたちがメーターを見て、その数値に応じてマスコットを手動で点灯するのだ。
表示器は、発電していることを園児たちにわかってもらうために、どうしても必要なのだ。
環境教育の重要なツール。
やってみてすごい効果が出た。
保育士さんたちは忙しく、メーターをチェックし、スイッチを操作することをついつい忘れてしまう。
そうすると雨降りなのにいくつも点灯していたり、晴天なのに何も点いていないなんてことが生じる。
子どもたちが、それを「おかしい?」と気づくようになったのだ。
変だ、と思うとそれを先生に告げる。先生はあわてて、正しい表示にする。
子どもたちはいつのまにか、太陽光発電の何たるかを理解していたのだ。
これはすばらしいと思った。
そこまで意図していたわけでの手動式ではなかったのだろうけど。
自動式のものなら、こうはならなかった可能性もある。
完全、必ずしも完全ならず、といったところだろうか。
不完全なものだからこそ、そんなことに気づいた。
その保育園の子たちは、「もったいない」ということにも自ら気づき、それを家の中でも自然に口にし、ふるまっているそうだ。それは家族にも大きな影響を与える。
自然とともにあるエネルギー、自分の目の前でつくりだすエネルギー、そんなエネルギーだからこそだと思う。
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