今、この瞬間。佐渡さんとともに。
あらためて、一昨日の話。
つまり、佐渡裕さんのコンサートの話だ。
念のため確認すると、場所は松本文化会館。
ベルリン・ドイツ交響楽団との日本ツアー2011の初日。
演目は、次のとおりだ。
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番 Op.72b
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
最初のレオノーレは、これから始まる演奏会への期待をいやがうえにも高めてくれる曲だ。
期待を高めてくれる曲としては、モーツァルトのフィガロの結婚序曲がピカイチだと思っているが、レオノーレもそれと並ぶ曲だ。
演奏そのものは奇をてらわず、きっちりとベートーヴェンのこの曲を堪能させてくれるものだった。
続くモーツァルトのピアノコンチェルトK.488。これまた大好きな曲だ。
若手のピアニスト、エフゲニ・ボジャノフとの競演。
ピアノ演奏に余裕感のあるものだったと思う。
久しぶりに生で聴く、K.488そのものの魅力にどっぷりはまってしまった部分もあった。
そうなれたというのは、やはり演奏がよかったということだ。
さらに、アンコールでショパンのワルツを弾いてくれた。
これが素晴らしかった。
メインのコンチェルトを弾き終えた開放感なのだろうか、楽しく奔放な感触のある演奏だった。
ほんとうによかった。
最後のチャイコフスキー第5番。これは佐渡さんの演奏スタイルにぴったり合った曲だと思う。
もう何も言うことはない。ぐいぐいと引き込まれた。
聴きながら、「もしかすると、ぼくはいま、佐渡さんのあぶらののりきった時期の演奏を聴いているのかもしれない」
そんなことを思った。まさに今、この瞬間。
もちろん、まだまだ佐渡さんの演奏は進化していくだろう。
だが、いつの日か、あの時の演奏として記憶に残る演奏になったと思う。
アンコールでは、期待通り、佐渡さん自らアンコール曲をアナウンスしてくれた。
佐渡さんの魅力のひとつだ。
会場は満員。
よい時間だった。
12月には東京へ佐渡さんの第九を聴きに行く。
これまた大きな楽しみだ。
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