ダシをとる
会社の帰りに松本で買い物をした。
お目当ては、松本城近くの植田鰹節店だ。
ぼくは基本的にはダシをとる。粉末ダシを使うこともあるが、できる限りはコンブと鰹節でダシをとる。鰹節は削り器で、削りたてのを使う。ちゃんとダシをとれば、ほんの少し塩を加えるだけで、あとはあれこれしなくても、いや、しないほうがおいしいものが手に入る。
その肝心の鰹節が残り少なくなり、この調子だと年末年始の大量に使うであろう時期を乗り切れなくなりそうな予感がし、あわててお店へと走った次第。
2本買いました。
仕事納めして、休みになったら、鰹節削りの刃も久々に研いでみようと思っている。
ダシはシンプルの極みではないだろうか。
だがダシの作り出す味の深みはおそろしく深いと思う。
ダシそのもののうまさもあるし、そのダシでいろいろな素材を煮れば、素材のおいしさも倍増する。
ああ、なんとなく人生訓の世界に入りそうだ。
つまりはこういうことだ。
シンプルで頑固な生き方をすることで、自らも味わい深く、さらには自らにかかわる人も味わい深くさせる、そんな人生を作っていければ、それは素敵なことだろう。
などと思った。
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