「消費は社会を変える、未来をつくる」
今日は隣の村、山形村の環境活動グループ主催の講演会に招いていただき、講師をつとめた。
テーマは「消費と環境問題」。
サブテーマを「消費は社会を変える、未来をつくる」とした。
この講演会にはちょうど4年前にも招いていただき、その時は地球温暖化問題を中心に、ごみに関する話題を取り上げた。
消費。
広辞苑によれば、このように定義されている。
①費やしてなくすること。つかいつくすこと。費消。
②欲望の直接・間接の充足のために財・サービスを消耗する行為。生産と裏表の関係をなす経済現象。
うわっ、消費をする限り、環境問題なんて解決しそうもないよなあ、などと思ってしまうくらいの身もふたもないような定義だが、ぼくたちの暮らしは消費なしには成り立たない。
だからこそ冒頭のようなタイトルをつけた。
希望を持ちたいからね。
むろん、どんどん消費することが未来をつくるわけではない。どのように消費するのか、ということが問題だ。
そもそも、最近は短絡的に答を求めることが多すぎる。
「○○には何をすればよいですか?」
そんなもの、ひと言で答えられるようなものなど簡単にあるわけがない。どのようにやるのかが問題だ。
それそのものが良かったり、悪かったりなどとういうものは、そうそうあるわけではない。
薬だって、一歩間違えば毒だ。
あれ?
前置きが長くなってしまった。
話の内容としては、つまりのところ、やり方次第という話、常識と思っていたことを疑おうという話、この2つだ。
そういうことを考えるヒントになる事例をいくつか紹介した。そのうちの一つでも、今日の参加者にとってのおみやげになっていればよいのだが。
会場には、見知った顔もあった。聞けば、ぼくが話すと言うことでわざわざ来てくれたようす。
ありがたいことだ。
「あなたのしていること、気にかけていますよ」「どんなことしているか、知っていますよ」
こんなことが感じられる瞬間はうれしいものだ。
自分がうれしくなるのだから、他の人にもそうでありたい、そんなことにもあらためて気づいた講演会だった。
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