終わり
朝、郵便ポストから市民タイムスをとる。
毎週水曜はぼくのコラムの掲載日。わくわくして紙面を開く。
でも、今朝は違った。
紙面を開くのがこわいような、ためらう感じがあった。
でも、気を取り直し開いた。
そこにはぼくのコラム。
本文の最後には執筆者の名前。その名前にあとに、いつもはない3つの文字が並んでいた。
「終わり」
そう、今日が連載の最終回だった。
実は先週、校正刷りがあがった段階で、この3文字が入ることは知っていた。
満足感もあったし、ほっとした気持ちもあったが、やはりさみしい気持がまさっていた。
「もう、書くことはないんだなあ」
そう思うと、さみしい気持がこみあげた。
4年前、2008年2月26日、松本市の西部公民館での公民館主催の環境問題講座がはじまりだった。
その日のブログに書いてある。
市民タイムスの記者さんに声をかけていただき、コラム連載が始まった。
毎週水曜。年に1回くらいの休みはあるが、基本は毎週。4年間、よく書いたと思う。
限られた字数、毎週やってくる締め切り、その中での執筆は大変だったが、振り返ってみれば、何よりも自分自身のためになったと思う。
そうそう、書くテーマを何にするか、これは本当に毎週悩んだ。
毎週水曜の夜、次週の水曜に掲載する記事を書き、翌日、木曜の朝にもう一回読み直して、最終的な修正を行ってから出稿するのが、この4年間の習慣となった。
今、まさにその水曜の夜。だが、原稿を書くことはない。
ぼくの書いたものが、少しでも誰かの役に立っていたとしたら、それはとてもうれしいことだ。
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