ビューティフル
ビューティフル、きちんと英語で書けば「beautiful」。
これを日本語に訳す時、何と訳せばよいのだろう?
なぜこんなことを考えたのかというと、この話と関係がある。
3月28日の掲載をもって、ぼくの4年間にわたるコラムは終わりを迎えた。
この最終回でとりあげたのが『スモール イズ ビューティフル』だった。
イギリスの経済学者シューマッハーの著書であり、ぼくの大好きな本だ。
この本については別途もう少し書こうと思うが、書名にもなっている「ビューティフル」を、日本語にするなら、何と表現するのがよいのだろう?と思ったのだ。
単に、美しい、きれい、というのとは違う。
素晴らしい、とか、素敵、というニュアンスは加わる必要がある。
手もとの英和辞書を見ると、すごい、とか、みごとな、といった意味もある。
日本語だったらどんな言葉がこの「ビューティフル」のニュアンスを表現してくれるのか、すぐには思いつかないが、
ビューティフルな人生っていいなと思った。
到達した状態だけでなく、到達へ至るプロセスも含めてビューティフルでありたい。
少なくとも、原発が続く限りは、ビューティフルなどほど遠いだろう、それも思った。
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