『下山の思想』
今、五木寛之さんの『下山の思想』という本を読んでいる。
あと少しで読み終えるところだ。
もうブームは過ぎたのかな?
評判になった本らしいので、すでに読んだ人も多いだろう。
ぼくも書評か何かでこの本の存在を知り買ったのだけど、読む機会を逸してきていた。
この本に書かれたことについての感想というのではないが、山を下るときだからこそ今まで見てこなかったもの、見えてなかったものが見えてくるというような意味のことが書いてあり(とぼくは解釈したのだが)、これは印象に残った。
見えなかったもの、見落としてしまったのものが見える。
これは、視点を変えるということでもあろう。
視点を変えるとは、自分中心で見るのではなく、他の位置からだったり、他の人の気持ちからだったり、眺めてみる、思いをはせるということのように思える。
ついつい自分の都合から発想してしまうこと。これを、よくやってしまう。
自分の都合からの発想、まわりが見えていないということだ。
『下山の思想』をきっかけに、こんなことを考えている。
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