使い切る:ロケットストーブの改良
先日のロケットストーブワークショップでのこと。
「これ、何かに使えないかなあ」
何人かの参加者からこんな声があがりました。
何のことでしょうか。
ペール缶2本を使ったロケットストーブの場合、1本のペール缶はこんな感じで切断します。
そうすろと、ハンドルのついたリングが残ります。こんな感じですね。
基本的にはこれは使いません。
ワークショップの時も、「各自で持ち帰って処分してくださいね~」と、処理をお願いしました。
すると、冒頭の声があがったのです。
家庭から出る金属くずとしては割合と大物なので、何とか活用できないかと思ったのかもしれません。
いえ、ぼくだって何とか活用したいと思いました。
で、ひらめいたのです。たいしたアイデアではありません。
というか、なぜ今まで考えなかったのか。
輪っかを背開きします・笑
円周上、数ヶ所にネジを通すための穴も開けます。
これをロケットストーブにかぶせ、隙間がないように密着させてタッピングネジを使って止めます。
ほら。
ロケットストーブに、持ち運びに便利なハンドルが着きました。
実は、ペール缶にはテーパーがついています。
つまり口元のほうの直径が大きく、底の方が小さい。バケツと同じですね。
ですから、口元から切り取ったものを、底にあたる方にかぶせるとブカブカなのです。
そこで背開きし、少し円周の長さを切り詰め、密着するようにしました。
出来上がって見ると、とても具合がいいです。
持ち運びがとっても楽になりました。
これでロケスト製作に必要な材料は、ほぼ余すことなく使い切ってしまえそうです。
と言いたいのですが、実はまだひとつ大物が。
ペール缶のフタ!
今度はこれをどうにかすることも考えてみたいと思います。
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