大切なことはこっそりと、秘密保護法案パブコメ
もう一週間近く前の話になるが、秘密保護法案へのパブコメ募集が行われていた。
内容からすれば重大な法案であるのにかかわらず、パブコメ告知から締め切りまでたったの2週間という、とんでもない意見募集だった。
その2週間のあいだに、法案を理解し、意見をまとめろという無茶苦茶なものだった。
ぼくは締め切り日17日の夜に、やっとのこと提出した。まったくひどいものだ。
そのことに関しては日弁連(日本弁護士連合会)が、募集期間を2ヶ月に延長すべしということと、法案そのものに反対するという意見書を提出した。
勘ぐりではあるが、あのオリンピック開催地決定のバカ騒ぎに合わせてこれをこっそりやったと思いたくなる。
マスコミがこぞってオリンピックだ、東京だ、経済効果だと騒ぎ、国民を踊らそうとしている、その裏で、こんな大切な法案がこっそりと意見募集され、締め切りを過ぎれば、国民の意見を聞いたという既成事実が作られてしまうわけだ。
そう思いたくはないが、やはりそう思ってしまう。勘ぐってしまう。
今までも、何かマスコミが大騒ぎしている時、よくよく考えると、別にそれがどうなろうとどうってことないことを、大騒ぎしている時には、何かが裏でこっそりと動いている。
意図的なものを感じてしまう。
意図的なものがあるのかどうか、真実のところはわからない。
どうでもよいことをマスコミが大騒ぎしている時、そのことをシャットアウトして、別のものを見る習慣を身につける必要がある。
今回のパブコメでますますその思いを深くした。
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