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2014年1月15日 (水)

小異を捨てずとも、皆が投票すればよい

東京都知事選から目が離せない状況になってきた。

細川護熙さんと舛添要一さんが注目を浴びているが、宇都宮健児さんの動きも注目だ。
細川さんと宇都宮さんは脱原発。舛添さんもあわてて、自分も脱原発だと言っているらしいが、どうなんだろう。

原発を争点にすることの是非も話題になっている。
ぼくは争点のひとつとすべきだと考えている。
なぜなら原発の恩恵をうけてきたのは東京だから。
福島第一原発は東京に電気を供給するための発電所だったのだから。
そして東京都は東京電力の大株主だ。

原発が争点となるとともに、小異を捨てて大同につこうといった声も聞こえる。
反原発の候補同士で票を奪い合うことによって、自民党・公明党をバックにすえた候補者に利することになる、だから小異を捨てて大同につこうというのだ。
もっともな主張だろう。
みな、脱原発では同じなのに、結果として原発推進の候補が当選など、あってはならない。

無理に小異を捨てなくてもよいのではないだろうか。
現実的ではないという声も聞こえそうだが、投票率が劇的に高くなれば、脱原発の候補同士でのトップ争いとなることはあったにしても、原発推進の候補に利するようなことにはならなくなると思う。

むしろ小異を大切にすべきなのではないだろうか。
小異を大切にとは、つまり政策論争だ。
きちんと政策を議論し、それを見て投票する。

それはできることだと思う。

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