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2014年10月22日 (水)

検証することが大切

原発が止まる→別電源で原発発電分を補う→燃料輸入が増える→しかも燃料は値上がり→よって電気代値上げ

これは、わかりやすい図式だろう。
そう言われてしまうと、そりゃそうだろうと思ってしまいそうだ。

だがこれは、今までと同じだけの電力消費を前提としている。
今までより電力消費が減っていれば、何も発電量を増やす必要はない。
また自然エネルギーによる発電が増えていれば、その分は燃料を燃やす必要もない。
ましてや、需要よりも自然エネルギーによる発電量の方が多すぎることを理由に、電力会社が買取を拒否しているという状況もあったりすると、冒頭の図式は本当にそうなのか?とも思う。

こんなグラフを作った。
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これは電気事業連合が公開しているデータを使って作ったものだ。
燃料実績というもの。燃料実績には、「受け入れ」と「消費」があるが、ここでは「消費」を使っている。
これを見ると、大飯原発停止(2013年9月15日)以降に、燃料消費が増えたとはいえないように思える。
むしろ減っているようにも。

ただし、このグラフをそのまま見てしまうと間違いのもととなる。
この燃料によってどれだけの発電量が得られるか、それでグラフ化したほうが同じ評価基準で比較できるはず。
そういった手を加えたうえで考察してみたい。

何を言いたいかと言えば、政府や電力会社の言うことはうのみにしてはいけないということ。
以前よりも燃料輸入が増えていることも、燃料費が値上がりしていることも、ともに事実ではあるだろうが、そのことが本当に原発停止と関連性があるのかどうか、電力消費は減っていないのか、そういったことにも目を光らせることが大切だ。

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