書店空白地域
書店調査会社アルメディアの調査によると、新刊本を扱う書店が地元にない自治体は332市町村に上るそうだ。
つまり自治体の5分の1だ。
しかも都道府県別にみると、北海道の47市町村に続いて長野県は35町村と全国2番目に書店空白自治体が多い。
そうだろうと思う。
ぼくが諏訪清陵の学生だった頃、学校から自宅に帰るまでの間に少なくとも4つの書店があった。
寄り道しなくて回ることができた。
今は自転車ならともかく、歩いては行く気のしないところにやっと存在する。
どうして減ったり無くなったりしたのか。
いろいろ理由はあるだろうけど、悪循環が起きたという事実はありそうだ。
書店の魅力がなくなり、足が遠のく。すると店が寂れ、ますます魅力がなくなる。
ネットの時代となったが、見方を変えれば、文字を読む時間は昔より格段に増えているような気がする。
それがホームページやメールやSNSであったにしてもだ。
少なくとも文字と無縁になったわけではない。
であれば、書店の存在する意味、存在する意味のある書店、それは何かあるように思える。
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