経済状況とカレンダー
会社の仕事で、余剰となったカレンダーと手帳を集めている。
集めたものを地元の金融機関に運び込み、そこのロビーで無料配布するのだ。
去年からこの仕事を担当するようになり、今回で2回目。
2回だけで傾向を口にするのは危険な面があるが、去年よりも回収する数が増えている。
カレンダーも手帳も。
金融機関の方に聞くと、景気が悪いと回収も集まりが悪いとのこと。
企業や商店も発行を手控えるのだろう。
ということは、今は経済状況が上向きということだろうか。
仮に経済状況が上向きで、その結果としてカレンダーや手帳の発行が増えるのだとすれば、困ったものだと思う。
今までと同じことを繰り返しているだけだと思うからだ。
今後も、数量の拡大を伴う経済が続くと思っているのだろうか。
そういう拡大こそ目指すべきものと考えているのだろうか。
そう考えているからこそ、カレンダーが大量に出回るようになるのではないか。
仮に経済状況が良好になったのであれば、その余力を、ベストセラーではなく、ロングセラーを生み出すようなことを考えて使っていく。そうあるべきだ。
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