視点を変える
今日は出張だった。
愛知県の一宮。
こちらから行くと、名古屋まで特急しなのに乗り、名古屋から東海道本線で岐阜方面に10分乗車する。
仕事を終えて名古屋に戻るときに、ふと気がついた。
よく見る景色なのだが、初めて見るような、不思議な感覚。
なぜだろう?
答は視点の位置だ。
この区間では東海道本線は東海道新幹線と並行している。
そして新幹線の線路のほうが高い位置にある。
遊びでも仕事でも名古屋から西に行くときは新幹線しか乗らない。
だから新幹線の車窓から見慣れた景色を眺めていたから、知っている景色のはずだが、そのわずかな視点の位置の違いで、景色の見え方がかなり違っていたのだ。
新幹線から見る景色は、高い位置から見るので近くから遠くまで見渡せて、眺めとしてはとてもよい。
でも、どこか観光用の写真を眺めているような気分でもある。
本線から眺める景色は、息づかいのようなもの、動いて生きているもののような印象を受けた。
同じ景色を異なる高さから眺めることは、日常生活の中でもよくあることだが、今日はなぜか新鮮な、発見に近い驚きのような心持とともに、車窓の景色を眺めた。
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