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2016年1月16日 (土)

CoCo壱番屋の食品大量廃棄

ココイチの食材を産廃業者が不正流通させたことが問題になっている。

おそらくココイチには法的な問題はないだろう。
だが、これだけの食材が大量廃棄されることに割り切れない思いがする。

当初はビーフカツが問題となった。
製造工程で異物混入した可能性があるロットすべてを廃棄処分ということで、致し方ない処分であろうことはわかる。
ところが問題はこのビーフカツだけではなかった。
朝日新聞Web版によれば「壱番屋によると、2014年以降だけでもビーフ9万1千枚、チキン24万2千枚、ロース14万6千枚、メンチ10万4千枚の廃棄をダイコーに委託。計60万枚近くのうち何枚が出回ったのかは不明だ」
とのこと。
これらを廃棄した理由が何なのかはわからない。これも異物混入だろうか。

仮に異物混入だったとして、対応としては必要なものだろう。

だが、いったんそういうことが起きればこれだけの大量廃棄が必要となること、そのこと自体は問題ではないのか?
ぼくはそのことこそ問題ではないかと思う。

安全優先の名のもとに、いったん何かあればこれだけ大量に食べ物を捨てるシステム。
こういったものにこの社会は依存している。
とても脆弱な社会だ。

大量に扱うから安い、食べるものをこのようなシステムに頼っていると、いずれ破たんするだろう。

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