オランダ農業
「1ヘクタール当たりのジャガイモ収量は、世界平均で約20トンだが、彼の畑は毎年47トン以上を維持している」
「この一帯の農家は、主要作物の水の使用量を2000年から9割減らし、温室栽培では殺虫剤の使用もほぼゼロにした。家禽・家畜農家の抗生物質使用も、2009年に比べると6割も減少している」
すげえなとビックリしました。
これはぼくが購読しているナショナル ジオグラフィック日本版の9月号の”オランダが救う世界の飢餓”という記事の冒頭部分です。
全てぼく自身の不勉強からくるものですが、機械化・工業化された農業にはあまり良い印象を持っていませんでした。それはひとえにアメリカの農場で展開されるオガララ帯水層の水を飲みつくす巨大なセンターピボットや、農薬の空中散布などの映像の印象が強すぎたからです。
でもナショジオの記事に書かれたオランダの農業はそんなアメリカ型農業とは全く異なるもの。
科学に裏打ちされた「必要な時に、必要なものを、必要なだけ」という給水や施肥、あるいは温室度コントロール。
結果として、飛躍的な収量増大を達成しています。
こういった農業は、日本こそもっと真剣に取り組む必要があるし、日本に向いているのではないかと思いました。
実際、ネットで調べると、オランダ式農業はかなり注目されているようです( 例えば、http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/249071.html )。
ぼくはナショジオの記事を読んだだけなので、手放しでオランダのやり方が良い、日本もどんどん導入すべき、とまでは言えません。
でも、日本でオランダ農業にもっと取り組んで良いのではというのがぼくの直感です。
なぜならば、どうやらオランダのやり方は規模を追求しているものではないように思えるからです。
以上、はなはだ浅薄な知識からだけの、意見とも言えない感想のようなものですが、オランダの農業についてはもっとよく学んでみようと思いました。
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