« 2017年9月 | トップページ | 2018年6月 »

2018年5月

2018年5月11日 (金)

ポケットティッシュを配らない、受け取らない

通勤に毎朝使う上諏訪駅。
時々、駅入口への導入路に人垣を作って待ち構えている人々がいる。
何かのキャンペーンだ。
ぼくはこれが苦手だ、あの人垣の中を通らなければ駅に入れないのだが、とても圧迫感を感じる。
耳をふさぎ、目を閉じて歩きたくなる。
何かを伝えるための人垣だろうに、これでは逆効果だとも思う。
だが、ここで書きたいのはこの手法の是非ではない。

たいていの場合、その声かけはポケットティッシュ配りとセットだ。
ティッシュを差し出しながら何か言っている。
受け取る人は多いように見受けられるが、ぼくは受け取らない。
理由は簡単、ポケットティッシュを配るべきではないと考えているから。
配るべきものでなければ、受け取る理由もない。
森林伐採して製造しているであろうポケットティッシュ。
それを無料で街頭で配る。
この行為がおかしいと思わないのだろうか。

もしかすると再生紙のティッシュかもしれない。
だが無料で配るくらいのものだから、原価の安いティッシュであろうと推測すれば、バージンパルプ製である可能性が高いだろう。

どうでもよいことかもしれないし、そもそもぼくが何か間違った考え、あるいは勘違いをしている可能性もある。
目くじらを立てるようなことではないという見方もあるだろう。
でもやはり、ぼくには受け入れることのできない行為だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月 6日 (日)

古材の楽しみ

諏訪にReBuilding Center JAPAN(リビセン)がオープンしてすでに1年半以上が過ぎました。
自宅からすごく近い(歩いて5分とかからない)こともありよく通っています。気になる古材を見つけるとひとまず買っておいて「さて、これで何を作ろうか」と考え、あるいは作りたいものに合った古材をリビセンに探しに行ったり、本当に、よくぞ諏訪に、いやいや近所にリビセンができてくれたと思わずにはいられません。

古材を使ったモノづくりをいくつか経験して、ぼくなりに古材の楽しみや古材の良さを2つ見つけました、それを書きます。

まず一つめは「一材入魂」とでも言えるかもしれないこと。古材には同じものはありません。目の前にある古材で何かを作る時、失敗は許されないとも言えるわけで、その緊張感がモノづくりに気合を入れてくれます。そしてその古材の個性を活かすためのアイデア。そのアイデアは、裏返せば自己満足そのものですが、だからこそ作る喜びと完成したときの満足感がなんともいえないわけですね。

もうひとつは、古材はアバウトでよいということ。「一材入魂」とまるっきり正反対ですが、ぼくはこれによってバランスが取れているように感じています。古材の特徴として、割れや欠け・穴があったり、反っていたり、傷や染みがあったりと、ホームセンターで売っている新材の規格品とは全く異なります。古材の特徴は個性であり、特長にもなり得るもので、それが一つめの「一材入魂」と結びつくのですが、一方で古材の特徴により、いわゆるきっちりとしたものが出来上がるわけではない、「こういう材料だからここは仕方ないよね〜」という気楽さもあるのです。これがバランスが取れるゆえん。
以上2つがぼくなりの発見です。

もちろん、そのままでは捨てられてしまうものにまた活躍の場を提供するといった大きな意義など、リビセンのポリシーにおおいに共感したうえでのぼくなりの発見でした。

古材を使うと楽しくて面白い、多くの人にそれを経験してほしいなあと思っています。
Bench_fb01

Bench_fb02_2


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年9月 | トップページ | 2018年6月 »