文化・芸術

2016年5月18日 (水)

神事は絵になる

御柱をやっていて思ったこと、神事は絵になる。
これは、仏事は絵にならないという意味ではない。
仏事も絵になる。
神事、仏事それぞれが絵になり、その絵になり方が異なるということだ。

これはぼくの直感。間違えているかもしれないが。
仏事は、仏様が中心にすえられている、のではないか。
参加者の意識、志向が仏様へと向かう。

神事は神様?
神様と書くと、イエス・キリストを連想してしまうが。
神事においても神様はおわすわけだが、ぼくの感覚としては参加者の意識は神様ではないものに向かっているように思った。
それは何か。
自然だと思う。
御柱は神であり、みなの意識が御柱に向かっていれば、やはり神に意識が向かっているとも言えるのだろうが、御柱の先にある自然、そういったものが根底にあるような気がしてならない。

そういった自然との結びつきの強さが、絵になる要因のように思えた。

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2016年4月15日 (金)

先人の知恵:落ちる瓦

昨夜は松本でエネットまつもとの通常総会を開催し、諏訪への帰りの電車に乗っているときだった。
iPod touchに地震警報が表示され、そして熊本で大地震が発生したことを知った。

熊本城をはじめとして、多くの家屋で瓦が落ちたとのことだ。
九州は土葺きの瓦屋根が多いとのことで、そのために落ちた瓦も多かったらしい。
そうなると、やはり瓦は固定しなければと考えてしまう。

ところがところが、ネットで流れてきた情報を見ると、これこそ日本の古人の知恵とのこと。
台風や地震が来る日本では、基本的には家に重さが必要。
風に強く、ある程度の強さの地震までなら耐えられるのは、重い家のほうがよい。
ところが地震がきつくなると、重たい屋根は家屋倒壊の原因となってします。

そこで先人は瓦は屋根に乗せておくだけで固定はしないという建築技法を生み出した。
多少の揺れにはびくともせず、強風にも強い。

そしてひとたび大きな地震の際には瓦が落ちて屋根を軽量にして、建物そのものの崩壊を防ぐ。

これが事実であれば、先人の知恵とはすごいものだ。

何が何でも揺れに逆らうのではなく、ある意味、揺れを受け入れて、レジエンスの高い家にする。

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2015年12月 4日 (金)

世界観とは

ラジオを聴いているとよく耳にする言葉がある。
「世界観」

特に音楽に関連してこの言葉が使われることが多い。

○○さんの世界観が素晴らしい、好きだ、みたいな使い方が多い。

そもそも世界観とは何だろう?
何となくはわかるような気はするのだが。

そして、他の人の世界観がそんなに簡単にわかるものなのか。
○○さんの世界観
ではないと思う。
自分が勝手に決めつけた○○さんの世界観
○○さんの世界観だと思い込む、実は自分の世界観

もっと言えば、自分はわかってるよということを言うために使う言葉、それが世界観
実のところわかっているのかどうか、どうなのだろう。

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2015年10月13日 (火)

「こんにちは」と「こんにちわ」

昨夜(10/12)のこと、耳を疑った

ラジオNHK第一放送の音楽番組を聴いた。
途中から聴いたので、事情がちゃんとわかっていない可能性もあるのだが、ほんとにびっくりした。

リスナーからの投稿を読むのだが、パーソナリティが「あ、こんにちはですねえ」とわざわざ言うのだ。
「は」を「ha」と発音して。

そして「こんにちわ」と書いてあるとおぼしき投稿については、「こちらはふつうにこんにちわですね、よかった」と紹介するのだ。
こんにちわが正しく、普通であり、こんにちはは異常、変、という扱いに聞こえた。

え、違うでしょ。
こんにちわ は明らかな誤り。

そして流すのは天下のNHK

頭が混乱して、痛くなった。

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2015年7月 4日 (土)

久しぶりの清陵祭

清陵祭に行ってきた。
諏訪清陵高校に行くのはすごく久しぶり。
何しろ成人前に行ったきりだから。
当然のことながら、新しい校舎などまったく知らない。

一番のお目当てはプレゼン大会。
6/12に諏訪で行われた高校生プレゼンテーション大会の清陵祭バージョンだ。
ぼくがいま深くかかわっている「ちぇんじすわみーてぃんぐ」の高校生メンバー竹下大貴くんのプレゼンを見たくて出かけた。

どんなプレゼンだったか、それはYouTubeにアップした。

大貴くんのプレゼン

大貴くんに限らず、プレゼンした高校生はみな堂々と意見を述べていた。
ひるがえって自分の諏訪清陵時代を考えると、天文気象部と数学とバレーボール、これに終始していたという記憶だ。
社会のことを考えたことはなかったように思う。
唯一考えたのは、自然を破壊する開発行為への反感だった。

だから、彼らが社会の問題についてこんなに考えていることが驚きだった。
彼らにすれば、社会の問題について考えていない高校生が驚きだろうけど。

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2015年5月16日 (土)

道具を使えるか

今、精進湯ビルの壁の撤去作業を進めている。
素人集団が、ハンドツールだけでやっている。

使うハンドツールは、バール、インテリアバール、金槌、木槌、かけや、のこぎり、彫刻刀、ドライバー、ペンチ、プライヤー、強力ニッパーなどなど。
怪我も事故もなく進み、明日の作業で撤去は終了となる見込みだ。

今回の作業を通して、気がついたことがある。
こういったハンドツールの使い方に慣れていない人が多いということだ。
慣れていないというのには、二つの意味がある。
ひとつは文字通り、使い慣れていないということ。
もうひとつは、その道具の本来の使い方をせず、誤った使い方をすることだ。
例えば、ペンチをハンマー代わりに使うといったようなことだ。

これを見ていて思ったのは、現代の暮らしの中ではハンドツールを使う機会がそんなにないのだろうということ。
もっと使う機会が増えればよいのになあと漠然とではあるけど、そんなことを感じた。

ハンドツールに慣れることが目的ではない。
そういったツールが身近にあって、使う機会もそこそこあるような暮らしぶりが、エネルギーを使い過ぎず、身の丈にあった暮らしと親和性がある、そんな気がしてならない。

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2014年3月27日 (木)

○○コーディネーターやスタイリスト

世の中には、○○コーディネーターとかスタイリストという職業がある。
ぼくはこの職業の人たちの仕事の内容を正確には知らない。

ぼくの勝手な想像と思い込みで言ってしまえば、未知の魅力を引き出す仕事なのかなと思う。

ある人のファッションを考える。
その本人には思いもつかないようなファッション。
思いもつかないという意味は、奇抜ということではない。
例えば自分では、この色は似合わないと思っている。あるいは嫌いだと思っている。
ところが、いざそれをまとってみると意外や意外、とても似合っていたりする。
言ってみればそういったことをするのが仕事なのだろうかと思う。

つまり、本人が気づいていない魅力や嗜好を引き出す。
ある意味、本人以上にその人のことを知っているとも言えるだろう。

他の人の持ち味、それを引き出せるようになれば面白いだろう。
引き出した人、引き出された人、双方にとって面白い世界が広がるだろう。

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2014年3月23日 (日)

久しぶりの映画館

この前に映画館で映画を観たのはいつのことだっただろう。
う~ん、思い出せない。

今日、とても久しぶりに映画館に行った。岡谷スカラ座

観たのはなんと『アナと雪の女王』。ディズニーのアニメだ。
なかなかよいという評判を聞き、観たくなった。
この選択は正解だった。

まず驚いたのが映像のすごさ。
アニメ映画をとんと観たことがなかったこともあるが、ここまで来ているとはびっくりした。
詳しいことはよくわからないけど、CGで作っているのだろう。実写とアニメとの融合とでもいうのか、実写以上のリアルな映像とでもいうのか、ともかく、ただただびっくりして、スクリーンに引き込まれた。

日本語吹き替えだったが、吹き替えしている役者さんたちも上手だった。
歌もよかったし。あ、そうか、これはミュージカルなのか。

そしてセリフもよかった。心に残るし、自分の生き方を考えさせてもくれた。
「ありのままの姿を見せ、ありのままの自分になる」
ジーンとした。少し泣いたかも。

ありのままに。
なかなかできないことだけど、大切なことだ。

この映画との出会いはとてもよかった。
評判以上に楽しめた。

たまには映画館で映画もいいもんだ。
映画だけ、それだけに没入できるから。

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2014年1月 5日 (日)

連休最終日

年末年始の休みは土曜始まりの日曜終わり、9日間の連休とあいなった。
そして今日はその最終日。
小学生のころの、夏休み最終日の感覚を何となく思い出したりもする。

長い休み。
3日目くらいまでは、まだまだ3日目か、まだけっこう残っているな、そんな感じだった。
ところが折り返しである1月1日になってからは早い早い。
銀行の残高がみるみる減っていくような感触だった。

いつの間にやら終わりを迎えてしまったが、よい休みだった。
明日からは仕事だ。
仕事初日は、暮れまでやってた仕事を思い出すところから始める日になりそうだが、一年の初日だ、大計にも思いを馳せ、どんな方向性でやるのか、しっかり考えてみよう。

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2014年1月 2日 (木)

今年もよろしくお願いします

あたらしい年を迎えました。
年賀状は昨日、元旦から発送を始めました。
このような年賀状です。
「20140101.pdf」をダウンロード

みなさん、今年もよろしくお願いします。


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